大麻規制
- 「ヘンプ」とも呼ばれる産業用大麻は、日本では第二次世界大戦前に栽培が始まったが、もともと産業用大麻の栽培は、薬物使用ではなく農業と関連していた。
- しかし、1948年に大麻取締法が制定された後、産業用大麻の栽培には免許の取得が必須となり、免許非保持者による大麻の所持、運送、および譲渡を禁止している。なお、大麻草の成熟した茎および種子は本規制の対象外であるが、その他の部位の使用は、THC含有量に関係なく禁止されている。
- 2021年以降、厚生労働省は大麻取締法の改正について協議する専門家パネルを設置し、THCのみを規制対象とする可能性について議論を重ねてきた。この改正により、違法大麻と合法大麻の線引きが明確となり、将来的なCBDに関するグレーゾーンの解消が期待されている。